naruの日記

いい記事を書きます。あと、日記ではないです。

イルカとカエルとカエル

水族館、行ってますか?

ええ、僕も最近行ったんですよ。いつぶりになりますかね。下手すりゃ小学生以来になるかもしれないな。

水族館の目玉と言ったらやっぱりイルカですよね。イルカ。

水族館に行ったら当然外せないなと思い、イルカショーも見てきましたが圧巻でした。

最近のショーはイルカのパフォーマンスだけじゃなく、プロジェクトマッピング等の視覚効果も取り入れてるんですね。水族館も進化してるんだぞ、ということですわな。

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イルカの大ジャンプ

ショーの中でも、やはりイルカが大ジャンプをするシーンが一番盛り上がりますね。

上の写真見えますか。これ僕が撮ったんですが、驚くべきはその高さ。自分の体と同じくらいの高さまでジャンプしていました。

とんでもない運動量ですよ、これは。僕が夏休みにした運動量全てを合わせてもこの1回のジャンプに及ばないでしょうね。

イルカはこれ以外にも、空中で2,3回転したり、尻尾から上を水面の上に出して泳いだり(セグウェイみたいだった)、普通に海で生きている限り確実にしないだろうなというパフォーマンスを幾度も披露してくれました。

いやはや、愕然としました。流石に働かせすぎだろ

彼らはこんなに頑張ってるのに、もらえるのは健康に生きるための餌+パフォーマンス後の少量の魚だけ。

健康に生きるための餌は何もしなくてももらえると考えると、パフォーマンスに対して実際に支払われる賃金は魚数匹ということになります。

イルカはおそらく僕より頭が良くないので気づいていないかも知れませんが、これはまごうことなきブラックです。ええ。

ただ、彼らの身を粉にした努力のおかげで素晴らしいショーが見れているのは事実であり、それに僕らが感謝するべきなのは間違いないですね。


さて、話は変わりますが。

カエル、知ってますか。そりゃ知ってるか。

実は(場所によるとは思いますが)水族館にもカエルはいるんですよ。

いろんな魚を見た後の箸休め的存在なんですかね。穏やかに過ごすカエルをじっくり見てみると案外可愛いな、なんて思ったりもします。

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真ん中にカエルいるのわかる?

ただ、まあ思わないわけではないですよね。働かなさすぎだろ、と。

ずっと跳ねてろと言っているわけではないのですが、せめて生きている感じは出せよと。それじゃカエルの箸置きと変わらんぞと。僕はカエルの箸置きの展覧会見にきてるんかと。

まあそんな気持ちになりました。

彼らも健康に生きるための餌はもらっているはずで、つまりイルカとほぼ同量の賃金(あえて賃金といいますが)をもらっているわけです。

一方は内村航平もびっくりのアクロバットを繰り返し、もう一方は箸置きのふりをしている。これじゃイルカがあんまりだよ。


こんなことになる原因ははっきりしていて、能力の差ですね。

イルカは大アクロバットをする能力があり、カエルにはその能力がない。まあ、カエルには箸置きになる能力があり、イルカにはその能力がないという言い方もできます。

能力に応じた仕事をしてお互いに賃金をもらっているわけですが、その仕事量には大きな隔たりが出てしまう。

これには考えさせられますね。「平等」と「公平」みたいな話になってきました。

高い能力を持つことで仕事をバリバリこなすのと、能力がなくてものうのうと暮らすのと、どちらが幸せかと考えるとよくわからなくなります。

まあ何が言いたいかっていうとカエルはその怠惰を反省してほしいってことですね。


水族館に行った後、中華料理のカエル肉を食べに行きました。

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カエル肉。中華料理ではカエルも食べるらしい。

骨がありすぎて、過去食べた肉料理の中で一番食べにくかったです。今年食べた料理の中で一番食べるのが難しかったのもこの料理でしょうね。

味はとても美味しかったのですが、なにぶん食べるのが疲れる。

肉を食べて得るカロリーより食べるのに苦労して消費するカロリーの方が多そうで、トータルで損をしている可能性すら感じました。


カエル...、怠惰な上に食いづらいとはどういうことだい

カエルにはさらなる猛省を期待します。


おしまい!